一度だけ行ったことがあります。1,000円でカットしてもらえるQBハウスのことです。
顧問先に美容院があることから、敵情視察のつもりで行ったのです。
感想は、「よく考えられたビジネスモデルだな」というものでした。
***ヤフーニュース4/7より抜粋***
いま、駅の改札のなかにある店が増え、改札内はすっかり様変わりしている。(中略)
たとえば、カットのみで髭そりや洗髪もしないが、「早くて安い」と話題の、QBハウスが展開する「1000円カット」は、最近では駅改札内への出店も増えている。
現在は、西武池袋駅や近鉄鶴橋駅などに23店舗あるが、改札内のどこに店を構えるかが重要なのだという。
「トイレで用を足して、手を洗いながら鏡を見た時に、『頭がボサボサだな』と気づく。そんな時に1000円カットの店があれば、つい入ってしまう。トイレ近くの店舗には、そういうお客様が入られます」(キュービーネット・広報担当)
約束の時間より少し早めに駅に到着したので、改札内で髪を切ってから仕事先に向かうビジネス客もいるだろう。急いでいる客が多いため、店側ではこんな工夫も。
「混む時間帯は駅によって違いますが、駅ナカは基本的に混んでいる。全店で、店頭に青、黄、赤の信号機をつけ、混雑状態を示しています」(前出・広報担当)
1人当たりの所要時間は10~15分で、回転率の高さも売りだ。混雑している店舗では時間帯にかかわらず人が途切れることはない。
「改札内にある店舗のなかには、1か月間で約6000人のお客様が来店するところもあります。そういった店には、6人前後の美容師がいるので、1人当たり1日に30人の方の髪をカットしていることになります」(広報担当)
***抜粋終了***
私のすっかり少なくなった髪の毛は、顧問先の美容院でカットしてもらっています。それと比べると「1,000円カット」の出来上がりはそれなりですが、仕上がり以上に満足度が高いのが、お客さんの時間を無駄にしない心遣いです。毎日通う場所に出店していることから、ちょっとした空き時間に行くことが出来ます。わざわざ行くのではなく、毎日の動線内に店舗が存在し、空いているなら寄ってみる。しかも外から見て、店内の混雑状況が一目でわかる工夫は秀逸です。これは流行るはずですよね。
またトイレの横であれば、賃料も安く済みます。トイレの横は出店希望者が少ないことから、賃料が安くなることは自明ですからね。ここでも1,000円という破格値で勝負できる秘密があるようです。
いずれにせよ”敵ながらあっぱれ”ということでしょう。
- 関連記事
-
コメントの投稿